あなたの薬局は勉強会・研修を定期的に開催していますか?残念ながら講義だけの勉強はほとんど意味がない。勉強会は誰のためにやっているのか?患者さんのためでしょう!薬わかるが考える最高の勉強会を提案します。
1.勉強会とは
勉強会には3つのステージがあります。あなたの薬局ではどのステージの勉強会をしていますか?
1-1.勉強会1.0
講義形式の勉強会です。一方的に話を聞くだけの勉強会では1ヶ月でほとんど忘れてしまいます。レポートやテストで記憶の定着を図ることもできますが、受動的な知識教育では患者さんに知識をアウトプットするまでは難しい。
1-2.勉強会2.0
グループディスカッションを取り入れた勉強会です。意見をよく言う薬剤師にとっては有意義ですが、意見を言わない薬剤師がいることを忘れてはいけません。積極的に参加する薬剤師にとってはいいと思います。
1-3.勉強会3.0
みんながプレゼンターとなる勉強会です。得意とする分野・与えられた分野に関する知識をみんなの前で1人ずつ発表していきます。その後、グループディスカッションをして知識をブラッシュアップします。これでも勉強会で学んだ内容をどのように患者さんにアウトプットするかが問題です。
2.勉強会×指導せん
薬わかるが提案する勉強会は、勉強会3.0と指導せんを組み合わせたものです。いわゆる知識教育は患者さんにアウトプットできなければ意味がありません。
2-1.勉強会の流れ
- 指導せんを作る
- 1人ずつ発表する
- グループディスカッションをする
自分が得意とする分野について指導せんを作ります。どのような患者さんに使えるのか・服薬指導で補足したいこと・指導せんを作った背景などを考えておきます。
人数が多いと運営がしにくいので、5人程度のグループでおこなうのがベストでしょう。運営者が患者役となって実際に指導せんを使った服薬指導をデモするとイメージしやすくグッド!
他の薬剤師の意見を取り入れて指導せんをブラッシュアップしていきましょう!新しいアイデアが生まれることで、患者さんに伝わりやすい指導せんに仕上がります。
2-2.勉強会後の流れ
自分の作った指導せんや他の薬剤師が作った指導せんを実践に服薬指導で使っていきます。これで勉強会からスムーズな流れで患者さんに知識をアウトプットすることができます。
3.調剤から服薬指導重視へ
これからの薬剤師教育はいかに患者さんにアウトプットしてもらうかです。服薬指導が下手な薬剤師は淘汰されていきます。指導せんは、どんな薬剤師でも一定のレベルの服薬指導ができる素晴らしい服薬支援ツールです。
3-1.競わせるとおもしろい
薬局内で薬わかるが提案する勉強会を開催していきます。薬局内で一番よくできた指導せんを、薬局対抗で競わせてみてはいかがでしょうか?競争と聞くだけで俄然ヤル気をだす社員がいます。賞品をだしてもいいかもしれません。
3-2.ノウハウが蓄積される
薬わかるが提案する勉強会を定期的に開催すれば、素晴らしい指導せんが蓄積されていきます。薬剤師の服薬指導の技術が向上していけば、より患者から信頼される薬局となることは間違いなし!
4.薬わかるのツールを公開
薬わかるが指導せんに使っているツールを公開します。エクセルと無料画像を組み合わせて作っているので、アイデアさえあれば誰でも簡単にできます。
エクセルの雛形はコチラへ
- いらすとや
- 素材Good
4-1.手書きでもOK
HAMAYOは指導せんをエクセルで作っていますが、手書きでも指導せんは作れます!パソコンを使えない薬剤師には手書きのたたき台でもいいので書いてもらいましょう。
5.まとめ
指導せんがあなたの薬局の勉強会を変える!薬剤師がアウトプットしやすくなる勉強会はどうでしょうか?