ニトロペン舌下錠は狭心症にはよく効くが、心筋梗塞には効果があまり期待できない。今回は薬わかるがご提案する本当のニトロペンの使い方をご紹介します。
1.狭心症には著効を示すが・・
ニトロペンは冠状動脈を広げることで狭心症には著効を示します。舌下投与後、効き始めるまで1分程度と即効性があるため、 心臓発作のときは重宝する薬です。
では冠状動脈が狭窄された心筋梗塞にはどうでしょうか?実は、心筋梗塞の場合は、ニトロペンはほとんど効果がない。
- 狭心症 : 冠状動脈が狭くなっている
- 心筋梗塞 : 冠状動脈が閉塞している
閉塞している冠状動脈をニトロペンは拡げることができない!
1-1.心筋梗塞の症状とは?

狭心症の痛みは、10分程度で治まることが多いが、心筋梗塞の痛みは、30分以上続くことが多い。
心筋梗塞のときに起こる特徴的な症状は冷や汗や吐き気です。単なる痛みだけでなく冷や汗や吐き気が伴う場合は、心筋梗塞を疑ったほうがいい。
2.3錠目使う前に救急車を
発作開始から30分間が命を分ける!心筋梗塞の場合はさらに5分待っている余裕などない!

ニトロペンを飲み始めてから10分経過しても症状が良くならない場合は心筋梗塞が疑われます。 発作が心筋梗塞の場合は、ニトロペンを3回飲もうが良くなることはありません。即刻、病院に行って治療をする必要があります。
3.真のニトロペンの使い方
- 座ってから
- 舌下で溶かす
- 5分で効果なければ2錠目を
- 3錠目使う前に救急へ
ニトロペンを使用すると、ときに血圧が下がりすぎて立ちくらみやめまいを起こすことがあります。必ず座ってから使用します
飲み込むと効果がなくなります。「舌の下におく」ことでニトロペンは効果を発揮します。
1分程度で効果が現れますが、5分経過しても効果がまったくないときは2錠目を使います。
特に冷や汗や吐き気を伴う場合は、心筋梗塞の可能性があるため救急車を呼びましょう。 救急車を呼んでいる間に3錠目を使用します。

4.記事の指導せん
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5.まとめ
ニトロペンは心筋梗塞には効きません。特に、冷や汗や動機がある場合は3錠目を使う前に救急車を呼びましょう
ニトロペン舌下錠を服用するすべての患者さんにお渡ししたい指導せんです。