降圧薬を飲んでいる・脳卒中の既往歴がある患者さんにぜひ知って欲しい。 脳卒中には前兆があります!高血圧と脳卒中の関係を知って、脳卒中を予防しましょう。
早期発見があなたの命を救います!後遺症を残さないためにも毎日チェックして欲しいコトを3つお伝えします。
1.血圧と脳卒中の関係
血圧を130程度に抑える理由にはデータがあります。血圧が高いほど、脳卒中のリスクが上がってしまう。
血圧が140を超えてから脳卒中のリスクが大きく上がっています。糖尿病や脂質異常症の合併した患者さんは、さらにリスクが高くなる。あなたの血圧は大丈夫でしょうか?
- 140を超えたら約3倍のリスク!
- 180を超えたら約9倍ものリスク!!
さらに詳しく知りたいあなたには
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1-1.起こりやすい時間帯
脳卒中が最も起こりやすい時間帯は早朝です。特に、起床後2時間以内の発症率が高い!
あなたは家庭血圧をいつ測っていますか?必ず朝起きてから測りましょう。朝の血圧をコントロールすることが最大の脳卒中予防です。 血圧手帳は薬局で無料でもらえます。正しい血圧の測り方を学び、毎日測りましょう!
血圧は測り方で大きく違う
正しい測定方法はこれだ!
1-2.5人に1人が再発
脳卒中はサイレントキラーと呼ばれています。一度助かっても、またこいつは必ずやってくる!
自己判断で薬は絶対にやめないでください。飲み忘れが多い場合は薬剤師に相談してください!どうやったら飲み忘れが減るか一緒に考えてくれますよ。
2.脳卒中の前兆サイン3つ
- Face(顔の麻痺)
- Arm(腕の麻痺)
- Speech(言葉)
起きてから顔を洗う前に・お風呂で体を洗う前に確認する習慣をつくりましょう。鼻毛が出ていないか身だしなみを整えるコトも大事だが、鏡を見て自分の顔に異常がないかチェックするコトも大切です!
・片方の目が見えない
・物が2つに見える
・視野の半分が欠ける
・顔の片側が下がる・ゆがむ
・笑顔がうまくつくれない
手のひらを上に両手を前方に上げてください。そのまま肩の位置でキープすることはできますか?椅子に座って確かめてください。 どちらかの手が下がってくる ・ 傾いてくるようであれば脳卒中の可能性があります!
言葉がでてこない、ろれつが回らない。「今日は天気がよい」と正しく言うことができますか?いつもより言葉が出にくいときは前兆かもしれません。
2-1.Act(すぐに行動)
顔、腕、言葉のうちどれか一つでも当てはまることがあれば急いで行動しよう!(ACT)迷わず119番もしくは専門病院へ。
顔(Face)、腕(Arm)、言葉(Speech)、行動(Act)の頭文字を とったFAST(急いで)という、「FAST運動」を日本脳卒中協会が啓発しています
3.記事の指導せん
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4.まとめ
高血圧の方、特に高齢者は脳卒中の危険サインを知ることが重要です。 簡単にできることなので毎日確認しましょう!
高血圧の患者さん、特に脳卒中を一度発症したことがある患者さんにお渡ししたい指導せんです。