血圧が高い!140を超えた!そろそろ病院に行かないとダメだな・・と思いながら早一年。なぜあなたは血圧を下げる必要があるのか?サイレントキラーにぶっ殺されないため!あなたの血管の中で着々と暗殺の準備が進められています。
1.なぜ血圧を下げるのか
データを見れば一目瞭然です。血圧が140を超えてから脳卒中のリスクが著しく上がります。心臓病や腎臓病になるリスクも上がってきます。
降圧薬で血圧を下げる本当の理由は、合併症予防です。これらの病気はサイレントキラーと呼ばれ、即死する可能性がある恐ろしい病気であることを知ってほしい。
1-1.サイレントキラー
ガンで即死することはほとんどありません。心筋梗塞・くも膜下出血はどうでしょうか?即死するリスクがあります。人生が何の前触れもなく終わってしまう。
高血圧の自覚症状は少ないので、いきなり明日から脳卒中の後遺症による車イス生活なんてことも考えられます。
1-2.ガンに匹敵する死亡率
日本人の死亡原因は圧倒的にガンが一番多い。高血圧はガンに比べて軽く思われますが、心臓病・脳卒中の一番のリスク要因は高血圧です。
心臓病・脳卒中の死亡率を合わせると約24%になることを考えると、ガンに匹敵する怖さだと分かります。
- 第1位 : ガン(約30%)
- 第2位 : 心臓病(約15%)
- 第3位 : 肺炎(約10%)
- 第4位 : 脳卒中(約9%)
2.まだ治療をしていない方へ
健康診断で高血圧を指摘されたけど、自覚症状もないからと放置していませんか?40歳以上の2人に1人が高血圧と言われています。その数は実に4000万人以上です!
高血圧を放置するリスクは、サイレントキラーにぶっ殺される可能性だけではありません。
2-1.心臓が肥大化する
心臓は高い血圧に打ち勝って、体の隅々まで血液を送ろうと一生懸命働きます。この状態が長引くと、心臓の筋肉は肥大化してしまう。ポンプ機能が衰え、むくみやすくなり、簡単なことで疲れやすくなります。
2-2.腎機能が低下する
腎臓は無数の細い血管からなっているので、血圧が上がれば腎臓へも多大なる負担がかかってしまう。
腎機能を改善させる薬はありません!治療が遅れれば、人口透析になってしまうリスクだってあります。
3.すでに治療している方へ
降圧薬は血圧を一時的に下げているに過ぎません。高血圧を治す・改善したいなら生活習慣を改善する必要があります。
血圧が安定しても薬を減らす・やめるには、生活習慣の改善を継続しなければいけません。
3-1.降圧薬をやめたい
降圧薬をやめた反動で、薬を飲み始める前より血圧が高くなる「リバウンド現象」が起こる可能性がある。
生活習慣の改善なしに自己判断で降圧薬をやめれば、6ヶ月以内に必ず血圧は上がります。やめてみたら1〜2ヶ月安定していたからもう大丈夫と思うのは早計です。
3-2.血圧が下がらない
塩分・肥満・タバコなど、いろいろな原因が合わさって血圧は上がってくる。塩分制限・運動・禁煙など改善できることは必ずあります!
まずは1つできそうなコトからやってみましょう。生活習慣の改善なしでは薬の種類が増える一方です。
4.記事の指導せん
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血圧を下げる意味・降圧薬を飲み続ける意味は分かりましたか?降圧薬をやめたいなら生活習慣を改善しましょう!
5.まとめ
健康診断で高血圧を指摘された方は早めに病院へ、降圧薬を飲んでいる方は薬をやめるために生活習慣を改善しましょう!