インスリンの保管で注意してほしいことは冷所保管だけではありません。夏場は保管方法や手入れを間違えると簡単にダメになります。自宅、外出先、飛行機、汚染したときなど、実は注意点がたくさんあるインスリンの保管方法について今回はご紹介します。
1.インスリンの保管・手入れ
- 未使用品は冷蔵庫へ
- 使用後は常温保管
- ブドウ糖と一緒に保管しない
- 飛行機に乗るときは手荷物で
- 旅行の時は保冷材も一緒に
- 注入器は水洗いしない
- 開封後1ヵ月したら使わない
未使用のインスリンは冷蔵庫のドアポケット(卵がおいてあるところ)に保管し、凍結は厳禁です。
インスリンを使い始めたら引き出しの中など、なるべく温度変化が少ない涼しいところに保管します。直射日光の当たる場所や、高温になる車内に保管するのはNG。冷たいインスリンを使用すると痛みの原因となるので使用後は冷蔵庫に保管してはいけません。
ブドウ糖が破れたときにインスリンのダイアルに付着して破損の原因になります。ブドウ糖は小袋に入れるなど中身が飛び散らないように工夫をしないといけません。
荷物室に保管すると凍結する可能性があるので、手荷物で持ち運びます。海外に行くときはインスリンのバックをいくつかに分けておいて盗難対策しておくことも忘れずに。
炎天下の中、長時間いるときは保冷材も一緒にインスリンを持つこと。直接当ててしまうと凍結する可能性があるので インスリンをタオル等でくるんでおく。
汚れても水洗いはしない、破損の原因となります。よく水をしぼった布でふいてください。
どんなにきれいに使用していても1ヵ月以上経過したものは内部が汚染されている可能性があります。2ヵ月に1本しかインスリンが処方されていない場合は注意が必要です。衛生面から古いインスリンは使わないようにしましょう。
※ランタスXRは保管期限が6週間です
2.記事の指導せん
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2.まとめ
インスリンの保管や手入れを教わることは少ないと思います。だからこそ確認しておきましょう!特にインスリンがたまにしか出ていない患者さんは要注意ですね!