かかりつけ薬剤師は健康への意識が高い患者さんのほうが選んでくれやすい。ターゲットを絞って同意を少しずつ取っていこう!今回は、料金説明のポイントについてもご紹介します。
1.かかりつけ薬剤師の料金
患者さんからかかりつけ薬剤師の同意をもらえれば、「かかりつけ薬剤師指導料70点」を算定することができます。
1-1.負担別料金幅
いつもの負担金からいくら上がるのか、明確にご案内する必要があります。お薬手帳を持ってきている前提でご案内をした方が後々のトラブルを防げます。最大でいくらかかるのか伝えましょう!
負担割合 | 追加負担額 |
---|---|
10% | 30円(32点) |
20% | 70円(32点) |
30% | 110円(32点) |
※手帳ありの点数38点より計算しています。(70-38=32)
2.ターゲットを絞る
かかりつけ薬剤師制度の説明はすべての患者にするべき。しかし、何も考えずに同意の承諾を促していてはいけない。まずはターゲットを絞って同意例を増やしましょう!
かかりつけ薬剤師の説明に使える!
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2-1.先発希望の患者
ジェネリックを選ばない理由は人それぞれあります。なかには、多額のお金を払ってでも質の高い医療を受けたいというニーズがある。このような患者さんにとって多少のお金は関係ありません。先発希望の患者さんにはこのように考える方が多いように思います。

2-2.健康食品を常用している患者
健康食品といってもピンキリですが、なかには数万円するモノもあります。このような患者は、健康に対する意識が高いです。まずは、サプリメント・健康食品の併用を聞いてみましょう!たいていの患者さんは医師に服用を伝えていません。薬剤師がアドバイスできるメリットは必ずあります。

かかりつけ薬剤師ならサプリメント・健康食品まで、あなたの健康をトータルサポートすることができますよ。
2-3.他科受診がある患者
他科受診が多く薬局を転々としている患者は、最もかかりつけ薬剤師を必要とすべきです。併用注意・重複投与などで薬が変更になるときは、かかりつけ薬剤師をご案内するチャンスかもしれません。

お薬には飲み合わせの悪いモノがあります。いろいろな病院に罹っている患者さんは特に注意する必要がある。命に関わることもあるので、私にすべて管理させていただけませんか?
3.料金の説明を考える
お金にはどのような心理がはたらくのでしょうか?売価に使われる理論を2つご紹介します。
3-1.ウェーバー理論
ヒトは10%程度の誤差は気にならないという理論です。例えば、たまに買う薬が2000円から2150円に値上げしたとします。150円(約8%)の値上げですが、ほとんど方が気がつかないで購入します。これが、卵が200円から350円に値上げしていたらどうでしょうか?たぶん買う方はいないでしょう。
同じ値上げ幅でも受け取り方はまったく違う
- 2000円 → 2150円
値上げを感じない - 200円 → 350円
異常な値上げだと感じる
3-2.負担金の高いときが狙い目
かかりつけ薬剤師指導料は、3割で100円程度の負担金が増えます。ウェーバー理論からいえば、負担金が1000円を超えるときに提案した方が絶対にいい!10%以内の負担増は誤差範囲として、かなりお安いイメージを与えることができます。
- 3割負担 : 1100円以上
- 2割負担 : 700円以上
- 1割負担 : 400円以上
3-3.限界効用の理論
コンビニで水が500円で売っていたら買う人はいないでしょう。あなたがエジプトの砂漠で迷ったときに水があったらどうでしょうか?1万円でも買うでしょう!砂漠の水は高い。ヒトは環境の変化でモノの価値が急に上がることがあります。
3-4.薬が変わるときが狙い目
限界効用の理論から考えれば、健康に対する意識が上がっているときに薬剤師の価値も上がる。特に体調が悪化して薬が増えたときにご案内をしたほうが話を聞いてくれます。
4.さいごに
いろいろとスキルを紹介しましたが、かかりつけ薬剤師は同意を得ることがゴールではありません!そこからのあなたの服薬指導に患者さんがかかりつけ薬剤師を選んで良かったと思えるかがかかっています。

かかりつけ薬剤師をもつことで、よりきめ細やかな服薬指導、より質の高い医療を受けれます!あなた専属の薬剤師を持ちませんか?