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1.ドレニゾンテープの使い方
指導せんをお渡しするときに役立つ服薬指導のポイントです。薬歴・次回の服薬指導計画に使える参考文言もご紹介します。
- ドレニゾンテープとは
- 患部を洗浄し、水分を拭き取る
- 患部の大きさに合わせて切り取る
- 通常、夜間だけ貼付する
主にヒビ割れ・ケロイドなどの皮膚炎に使われるテープ剤です。ステロイドの強さは最も弱いweakに分類されますが、患部を密閉して吸収を高めているのでstrong程度の強さがあります。
入浴後など患部を清潔にしてから貼付します。水分が残っていると、テープがすぐに剥がれてしまうため、タオルをやさしく押し当ててしっかり水分を拭き取る。
EP:ドレニゾンテープは患部を清潔にし、水分を十分に拭き取ってから夜に貼付後、朝には剥がすと説明。
OP:ドレニゾンテープ:使用時間は夜だけで守れていますか?
毎回、使用する直前に切ります。作り置きすると、縁が乾いて台紙から剥がしにくくなるので注意してください。
台紙から剥がしやすくするため、刃を斜めに入れて切ります。切り取り後、角を丸く切り揃えておくと皮膚から剥がれにくくなります。
EP:ドレニゾンテープは使用する直前に患部の大きさに合わせて切り取り、角を丸く揃えると皮膚から剥がれにくくなると説明。
OP:ドレニゾンテープ:貼付後、すぐに剥がれていないか確認。
皮膚への付着が悪いときはテープなどでおさえておく。通常、寝る前に貼付して、朝には剥がすケースが多い。
処方箋に使用期間の記載がない場合は、患者に聞きます。聞いていないようであれば、夜間だけの使用で服薬指導するといいでしょう。
EP:ドレニゾンテープを細かく切る場合は刃を斜めに入れると、台紙から剥がしやすくなると説明。
OP:ドレニゾンテープ:貼付後、すぐに剥がれていないか確認。
皮膚科の服薬指導について
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2.こんな患者さんにおすすめ
ドレニゾンテープはヒビ割れが多くなる冬にかけて処方頻度が多くなります。ぜひ最高の指導せんを使って服薬指導してください。
2-1.対象患者例
- ヒビ割れ
- ケロイド
- 皮膚炎
2-2.対象薬剤例
ステロイド含有テープ剤
- ドレニゾンテープ
(一般名:フルドロキシコルチド貼付剤)
3.達人の服薬指導術
薬わかるが提案する服薬指導例です。
ドレニゾンテープの使い方について説明するときの患者向けに考えてみました。
貼付する時間は12時間か1日中どちらで聞いていますか?
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- S:手のヒビ割れです。
- O:ドレニゾンテープ(+)初回
- A:塗布方法について指導
- EP:ドレニゾンテープは患部を清潔にし、水分を十分に拭き取ってから夜に貼付後、朝には剥がすと説明。
- OP:ドレニゾンテープ:使用時間は夜だけで守れていますか?
4.まとめ
ドレニゾンテープの使い方について服薬指導するときにご活用ください!指導箋の使用はもちろん無料です。
参考文献:
ドレニゾンテープをご使用される患者さんへ:帝國製薬株式会社(ネット非公開)
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