「薬わかるからの挑戦状:第1回」

・フェブリク錠10mg ⇒ 20mgへ
・レバミピド錠100mg(新規)
・トルリシティ皮下注アテオス(新規)
基本情報
・アレルギー:特になし
・日常動作 :車の運転
・嗜好品 :特になし
・妊娠・授乳:ー
疾患・薬剤情報
・既往歴 :特になし
・副作用歴:ペニシリン系
・併用薬 :ロキソニンテープ100mg
:キサラタン点眼液0.005%
前回の薬歴・次回服薬指導計画
S:薬は問題なく飲めている。
体調も変わったことはない。
O:定期薬DO、低血糖(ー)
A:継続服用指導
P:引き続き飲み忘れなく継続するよう指導
N:シックデイの有無
このまま投薬「するか」「しないか」を判断してください。
投薬しない場合、どの医薬品の添付文書を確認するかまで分かれば正解!
具体的な不備内容が分かった場合は大正解とします!!
皆さま、60秒以内に答えは分かりましたか?
今回は実際にHAMAYOが経験したプレアボイド事例です。
現場の感覚として処方鑑査に当てられる時間は数秒から数十秒程度です。
薬剤師にとって「知っているか・知らないか」は非常にシビアな問題になります。

HAMAYO
ここから先は答えです!
まずは大画面で60秒間考えてみよう
1.模擬処方箋の鑑査トレーニング
現役薬剤師HAMAYOが解説します。
1-1.答え
疑義照会の必要があります。
1-2.疑義照会の理由
トルリシティの添付文書に下記の記載があるため、DPP4とGLP-1は併用できない。
このまま処方した場合、査定される可能性が非常に高いです。
8.11 本剤とDPP4阻害剤はいずれもGLP-1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性および安全性は確認されていない。
添付文書:トルリシティ皮下注0.75mgアテオス
1-3.医師への提案例
DPP4とGLP1の併用はレセプト査定対象となり、いずれか一方の処方となります。
今回の場合、エクメット配合錠をメトホルミン単剤に変える必要があります。

2.処方せんの鑑査ポイント
GLP1が処方された場合、DPP4の併用がないか必ず確認する!
配合錠は思い込みで間違える場合もあるので、なるべく添付文書を確認しましょう。
・ビクトーザ皮下注:1日1回朝又は夕
・バイエッタ皮下注:1日2回朝夕食前
・ビデュリオン皮下注:週1回
・リキスミア皮下注:1日1回朝食前
・トルリシティ皮下注:週1回
・オゼンピック皮下注:週1回
インスリン配合剤
・ゾルトファイ配合注:1日1回
・ジャヌビア・グラクティブ:1日1回
・ネシーナ:1日1回
・トラゼンタ:1日1回
・テネリア:1日1回
・オングリザ:1日1回
・エクア:1日2回(1回でも可)
・スイニー:1日2回(1回でも可)
・ザファテック:週1回
・マリゼブ:週1回
メトホルミン配合剤
エクメット配合錠:1日2回
メトアナ配合錠:1日2回
イニシンク配合錠:1日1回
SGLT2配合剤
・ジャディアンス配合錠:1日1回
・スージャヌ配合錠:1日1回
2-1.糖尿病のおすすめ指導せん
2-2.薬局勉強会用のPDF配布
今回の処方鑑査テストを薬局内でも情報共有するため、
鑑査テストのPDFファイルをダウンロードしましょう。
薬剤師にとって知識は武器となり患者を守る唯一の手段となります。
ぜひ勉強会の時にご活用ください!
薬局内の薬剤師のレベルを上げましょう!!
さらに薬学を極めたいあなたへ
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3.次の処方せん鑑査練習へ
実際のプレアボイド事例より現役薬剤師が作成!
次回は、簡単なミスに気を取られて、本当の間違いを見逃さないようにしよう。

実践的な体験をあなたへお届けしたい
点数が減点されるなど、レセプト査定されるおそれもあります。