「余ったお薬ってどうしたらいいの」
お薬の変更や飲み忘れなどで、少しずつ余ってくるお薬たち。それらを合計すると、500億円以上の残薬があると言われています。
「怒られそうで、医師に言いづらい」
「捨てるのはもったいないなあ」
薬局で薬剤師にどうしたらいいか聞けば、使いまわせるお薬など教えてくれるかもしれません。ムダな医療費は減らしましょう!
1.残薬の処分金額は500億円以上!?
医師に言いづらい・飲まないけどもらっている、そんなお薬をすべて合わせると500億円以上もの金額になると言われている。
1-1.飲まない薬はもらわない
薬剤師からお薬の説明を受けるとき、自宅にあって使わないお薬があれば、ぜひ薬剤師に伝えてください。不必要と思われるお薬は医師に連絡してなくすこともできます。
1-2.余った薬は調整してもらう
急な用事などで病院に行けなくなることも考えて7日程度の薬は余分にもつと良い。7日を超える残薬があれば、薬剤師に言って減らしてもらうといいでしょう。
1-3.お薬手帳持参で医療費を削減
すでにかかりつけ医からもらっているお薬があり、違う病院を受診するときは、必ずお薬手帳を持っていく。お薬手帳がないと、医師が闇雲に処方することになるので、たいていお薬がかぶります。
2.薬局で残薬を調整・管理する
薬のスペシャリストである薬剤師に残薬を伝えることで、薬を減らす裏技を教えてくれるかもしれません。
もう使えないお薬は薬局で処分も可能です。向精神薬や麻薬など簡単に捨てられないので、お薬を捨てる前に薬剤師に見てもらうといいでしょう。
2-1.バリエーションに富んだ配合錠
2〜3種類の薬を1錠に配合したような錠剤が、生活習慣病を中心に数多く発売されています。負担額が安くなるケースもあるので、薬剤師に相談してみるといいでしょう。
2-2.服用回数を減らす工夫
朝に降圧薬、夜に高脂血症薬を飲んでいて、夜の飲み忘れが多い患者さんがいます。お薬を朝にまとめられないか、薬剤師に相談してみるといいでしょう。
2-3.飲み忘れを防ぐ一包化
3種類以上お薬を飲んでいる場合は、お薬をまとめる一包化サービスを利用すると、あまりの便利さに驚く。しっかり飲めているつもりなのに、残薬の数がチグハグな人におすすめです。
一包化だけではない!飲み忘れをなくす
いろいろなツールが発売されています。
3.自宅のお薬を薬局に持って行こう
いつも飲んでいるお薬の残薬を伝えるだけでも変わる未来があるかもしれません。ついでに、自宅にあるよく分からない薬も薬剤師に見てもらおう。
3-1.何に効くか分からない薬
薬局でもらったお薬で何に効くか分からなくなったお薬はありませんか?使い回しできるお薬があるかもしれないので、薬剤師に聞いてみるといいでしょう。
3-2.お薬箱の常備薬・市販薬
一部の胃薬はナトリウムが入っているので、血圧を上げることがあります。生活習慣病を患っている人は、市販薬でも慎重に選んで欲しいので、ぜひ薬剤師に家庭の常備薬を見てもらうといいでしょう。
3-3.管理が難しい家族のお薬
両親がいつも同じようなお薬をもらってきてはたくさん余っている。話を聞くと飲み忘れているが、医師にいうのが嫌みたいだ。そんな家族のお薬でもぜひ、薬剤師に相談してみてください!
4.記事の指導せん
お薬が残っていそうなすべての患者さんにお渡ししたい指導せんです。
5.まとめ
お薬をしっかり飲んでいても、どうしても飲み忘れから残薬がでてきます。そんなときは、ぜひ薬剤師に相談してください!