ロキソニンを2個買いするあなたに警告です!あなたの頭痛は本当に単なる頭痛でしょうか?頭痛の5%には怖い病気が隠れているといわれています。今回は、ロキソニン常用者に注意して欲しい怖い病気たちをご紹介します。
1.頭痛をおこす病気たち
ロキソニンは30~50分程度で効果を発揮します。通常おこる頭痛は、数回の服用で改善することが多いです。毎日おこる頭痛や次のような症状がある場合は要注意!
1-1.ウイルス性髄膜炎
- 頭を振ると痛みが強くなる
- 自身のへそが見えない
- 首が硬い
風邪症状がなかなか治らず、頭痛だけが残っている場合はウイルス性髄膜炎が疑われます。首の筋肉が硬くなることで、下を見ることができないという特徴があります。ロキソニンを飲んでも痛みが治まらず、悪化する場合は早めに病院を受診しましょう!
1-2.片頭痛
- 頭痛前にチカチカするなど前兆がある
- ズキン、ズキンした痛み
- 動くと痛みが強くなる
片頭痛の痛みは片側だけと思いがちですが、両側におこることもあります。ロキソニンを1ヵ月に15日以上のんでいる方は薬剤乱用性の頭痛も考えられます。片頭痛を放置すれば、くも膜下出血の原因にもなる怖い病気です。ロキソニンを連用している方は早めに病院を受診しましょう!
1-3.くも膜下出血
- 激しい痛みがある
- めまい、ろれつが回らない
- 吐き気や嘔吐を伴う
高齢者だけと思いがちですが、若者でも発症する病気です。普段とは違う痛みがあったときは特に注意!耐えられない痛みは、たとえ1回でも早めに受診することをおすすめします。くも膜下出血は軽度でも放置しておけば、手遅れになるケースがほとんどです。
1-4.帯状疱疹
- 皮膚にできものがある
- 後頭部のチクチクした痛み
- ストレス・加齢で免疫が落ちている
頭皮が痛いような頭痛は帯状疱疹が疑われます。頭皮や生え際などがかぶれていないか触って確かめましょう!原因となるヘルペスウイルスは加速度的に増殖していくので早めの受診が大切です。治療が遅れれば、痛みがシクシクといつまでも残り続けることもあります。
1-5.緑内障
- 目の奥が痛い
- 目がかすむ・ぼやける
- 吐き気や嘔吐を伴う
緑内障は視野がかけるといった初期症状がないままに、急速に悪くなることがあります。緑内障は失明の原因1位の恐ろしい病気です。目の症状を伴う場合は、早めに病院を受診することをおすすめします。
2.まずは薬剤師に相談
ロキソニンを2個、3個買いするような方がよくいます。あなた自身、からだの異変に少しずつ気づいているはずです。病院に行く時間がなくても、まずは目の前にいる薬剤師に相談してみてはいかがでしょうか?きっと親身になって話を聞いてくれます。
3.記事の指導せん
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ロキソニンはインターネットや薬局で気軽に買えるようになりました。2個買いする方や、頻繁にロキソニンを買いに来る方にお渡ししたい指導せんです。
4.まとめ
ロキソニンの連用は、胃腸や腎臓に負担をかけます。さらに怖い病気が潜んでいる可能性も高いです!「病院に行けない」では済まされない異変が体の中でおこっているかもしれませんよ。
温めることは逆効果!音や光の少ないところで、頭を動かさずゆっくり休むことが大切です。
これらの食品に含まれるチラミンは片頭痛を悪化させるおそれがあります。
これらの食品をよく食べる方はマグネシウム不足傾向になり、偏頭痛を悪化させるおそれがあります。