子供が薬を飲んでくれないときに使える7つの方法

私も子供が薬をなかなか飲んでくれなくて困った経験がある。なんで飲んでくれないのか悩んで子供に怒ったこともありました。飲めないことに怒ってしまえば薬がさらに嫌いになっていく。まさに負のスパイラルです。子供が薬を飲まなくて困っている方へ!そんなあなたに試して欲しい「飲ませ方」をご紹介します。子供一人ひとりに好き嫌いがあるようにお薬の飲ませ方にも好き嫌いがあります。子供にあった薬の飲ませ方をしないと、今後ずっと薬が嫌いなままに・・。この子は「この方法であれば絶対に飲んでくれる」という飲ませ方を一緒に探していきましょう!

1.子供への薬の飲ませ方

1-1.お薬を飲むタイミングをずらす

薬はたいてい食後ででますが、食後にこだわる必要はありません。(※一部除く)赤ちゃんの場合は、食後だとおなかがいっぱいで、これ以上飲めないこともあります。そんなときは食前もしくは機嫌の良さそうなときにトライしてみてください。

1-2.お薬を飲ませる道具を変える

コップ、スプーン、スポイト、薬用の乳首など…
薬を飲ませる道具を変えることで意外と飲んでくれることがあります。もしかしたらいつも使っているスプーンに苦い・不味いといったイメージがついているのかもしれません。ぬるま湯に溶かした薬をいろいろな道具を使って試してみましょう。

1-3.お薬を加工する

  1. そのまま
  2. 何かしら溶かすことを考えがちですが、まずはそのままで試してみましょう

  3. スポイトで少量の水を垂らしペースト状にする
  4. 赤ちゃんの場合はこの方法が勧められます。2~3滴の水分でペースト状にしたものを上あごにこすりつけましょう。間違っても舌の上にはのせないでください。苦味が少しでもある薬だと、びっくりするくらい泣き出すことがあります

  5. ぬるま湯に溶かす・うすめる
  6. 最近はドライシロップといって簡単に溶かすことができる薬が増えてきています。たくさんの水で溶かしてしまうと飲む量が多くなってしまい飲まなくなってしまう。なるべく少量の水で溶かすようにしましょう。

1-4.お薬を混ぜる

できるかぎり少量のものに混ぜるようにしましょう。特に食後に飲ませる場合は、量が多いと飲むことができません。なるべく味や香りが強いものを選ぶことがポイントです。特に冷たいものは舌を冷やして、一時的に神経を麻痺させて味を感じにくくするためおすすめです。

  1. オブラート・服薬補助ゼリー
  2. オブラートでお薬を包んだあとに、外側を水でぬらしたほうが飲みやすくなります。フルーツ味のオブラートや袋型など様々なタイプがある。服薬補助ゼリーでは、ゼリーと混ぜるよりもゼリーで薬をはさみこんだほうが飲みやすくなります。抗生物質用や漢方用など様々なタイプがある。

  3. アイスクリーム・練乳に混ぜる
  4. これらは薬を飲ませるうえでの万能選手になります。ほとんどすべての薬で味を抑えることができます。特にチョコレート味のアイスクリームは絶対におすすめしたい。練乳と混ぜて凍らせるというのも効果的です。ポイントは味が濃い、冷えているということですね。ぜひ試してみてください!

  5. のりつくだ煮・ココアに混ぜる
  6. 甘い食べ物がダメというニッチな子供にはこれがおすすめです。のりつくだ煮は味が濃く、薬の苦味をしっかり抑えてくれます。間違っても薬を混ぜたのりつくだ煮をご飯の上にのせることはしないようにしてください。

2.記事の指導せん

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kodomonomaseinsatu

HAMAYO
薬剤師からのコメント
いろいろな飲ませ方を試せば必ず飲んでくれる方法があります。子供が薬を飲まなくて困っている方へお渡ししたい指導せんです!

3.まとめ

今回は子供が薬を飲んでくれないときにどういった方法があるのかご紹介しました。 子供が薬を飲まなくて困ってるなら、この指導せんを使ってどういった方法であれば飲んでくれるのか探していきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬わかるー指導せんー:管理人
調剤薬局勤務:研修認定薬剤師

京都薬科大学卒。大手調剤DSチェーンにて管理薬剤師を経験後、調剤薬局に転職。2015年10月より薬わかるー指導せんーを設立、薬の基本が一目で分かる最高の指導せんをあなたにお届けしたい!