夏場に足がかゆい、また水虫か・・。今年も水虫持ちにとってはイヤな季節がやってきました。水虫になった人はまずは根治させることが最重要です。今回は水虫を長引かせたくない方へ送る6つの基本をご紹介します。
1.水虫薬を使うときの基本
- 足は毎日洗う
- お風呂上りがベスト
- 足を乾燥させてから塗る
- 1ヵ所でも全部に塗る
- 塗る量は1FTU弱
- 良くなっても1ヵ月以上塗る
ブーツ、革靴などで蒸れた極悪状態が続いても水虫に感染するまでに最短でも12時間は要します。毎日早めにお風呂に入って足を清潔に保つことが最高の予防策であり、治療策です。足を洗うときはゴシゴシ洗ってはダメ!手でやさしく丁寧に洗ってください。
お風呂上りに塗ったら床がベタベタになって気になるという方は「寝る前」に塗っても大丈夫です。お風呂に入れないときでも足だけは洗うようにしてください。
せっかくきれいに洗った足も水が残ったままでは、また蒸れた状態に戻ってしまいます。タオルでよく拭いたあと水気が残っているようであればドライヤーの涼風で乾燥させるのもありでしょう。
かゆいのが足の指だけでも足うら全体に塗る必要があります。かゆみがあるところだけが水虫ではありません。確実に根治させるためにも目に見えるところだけではなく、足指~かかと、足の上方までしっかりと塗ることが大事です。
人差し指の先から第一関節を少しはみ出すくらいの量が片足分に相当します。1ヵ所におくのではなく数ヵ所に点在させてから塗るようにしましょう。両足塗ると10gチューブで約10日分に相当します。
水虫の菌が皮膚の奥にひそんで、一時的に症状がでていないだけです。ここで塗るのをやめると高確率で再発します。必ず目に見えるところが良くなった、かゆみがなくなったとしても最低1ヵ月は続けるようにしてください。
5.記事の指導せん
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3.まとめ
今回は水虫薬の塗り方についてご紹介しました。いつもどこまで指導しているでしょうか?軟膏ひとつでも指導することはたくさんあります。これを言葉で一つ一つ説明していては患者さんも途中で話を聞かんくなってしまいます。ぜひこの指導せんを使って簡単に効率よく指導してみてください。