一般名処方で一番ややこしいのはステロイド・軟膏ではないだろうか?門前の医師がステロイドを一般名処方にしてから、さあ大変だ!医療事務は入力に時間がかかる。薬剤師はピッキングに手間取る。ご安心ください!薬わかるが分かりやすくまとめたのでご紹介します。
1.ステロイド・軟膏の一般名処方
見分け方のポイントは、赤字と黒字に分解することです。赤字の部分に注目するとどのステロイドなのか判断しやすくなります。レセコンのメーカーによって、逆になることがあるので注意が必要!
1-1.アルクロ・・
一般名 | 先発品名 |
---|---|
アルクロメタゾンプロピオン酸エステル | アルメタ |
- アルクロメタゾン → アルメタ
シンプルで分かりやすいのがアルメタ軟膏だ。赤字から容易に推測することができる。
1-2.クロベタ・・
一般名 | 先発品名 |
---|---|
クロベタゾン酪酸エステル | キンダベート |
クロベタゾールプロピオン酸エステル | デルモベート |
- クロいゾンビのキンたま → キンダベート
- ゾールは最強 → デルモベート
個人的にはキンダベートはこれが一番覚えやすい。ドラゴンクエストの魔法でメラゾーマというのがあったが、語尾をゾールとのばすと最強という意味なのだろう。
一般名 | 先発品名 |
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ジフルコルトロン吉草酸エステル | ネリゾナ・テクスメテン |
ジフルプレドナート | マイザー |
ジフロラゾン酢酸エステル | ジフラール・ダイアコート |
- コルトロン → ネリゾナ
- プレドナート → マイザー
- ジフロラゾン → ジフラール
ネリゾナとマイザーはもう気合で覚える。薬わかるの読者は優秀な薬剤師が多いので、5文字程度のカタカナは一瞬で覚えられるだろう。ジフラールは一般名から推測できるからいいが、ダイアコートとジフラールが同じ成分ということをよく忘れる。
1-4.デキサ・・
一般名 | 先発品名 |
---|---|
デキサメタゾンプロピオン酸エステル | メサデルム |
- (逆から読んで)デキサメタゾン → メサデルム
デキサメタゾンがつくステロイドは他にもボアラ軟膏があるが、ジェネリックがないので一般名処方でくることはないでしょう。
1-5.デプロ・・
一般名 | 先発品名 |
---|---|
デプロドンプロピオン酸エステル | エクラー |
- デブなドンクラ博士 → エクラー
この一般名を入力するときに「デブ」でなぜ出てこないのか悩んでいたら、「デプ」だった。
1-6.ヒドロ・・
一般名 | 先発品名 |
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ヒドロコルチゾン酪酸エステル | ロコイド |
ヒドロコルチゾン酪酸プロピオン酸エステル | パンデル |
- ヒドロコルチゾン → ロコイド
ロコイドは、軟膏にはジェネリックがあるが、クリームにはジェネリックがない。プロピオン酸がつくとパンデル軟膏になることに注意して欲しい。どちらも頻繁にでるという薬局はあるのかな?あればヒヤリハットに要注意!HAMAYOはこの方法で覚えてパンデル軟膏はインシデント事例として共有しておく。
1-7.プレド・・
一般名 | 先発品名 |
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プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル | リドメックス |
- プレドミックス → リドメックス
吉草酸と酢酸がつくのはリドメックスしかない。吉草酸と酢酸をミックスしているからレドミックス、ここからもじってリドメックスへつなげてみた。
1-8.ベタメ・・
一般名 | 先発品名 |
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ベタメタゾン酪酸プロピオン酸エステル | アンテベート |
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル | リンデロンDP |
ベタメタゾン吉草酸エステル | リンデロンV |
- ベタに酪(ラク)に治す → アンテベート
- ジプロ(DiPro) → リンデロンDP
- ベタの吉草酸エステル(Valerate) → リンデロンV
一番ややこしいのがベタメタゾンシリーズだ。リンデロンは錠剤もあるので、一般名はベタメタゾンと覚えている薬剤師は多いと思う。酪がつけばアンテベート、それ以外はリンデロンシリーズのどれかと考える。
1-9.モメタ・・
一般名 | 先発品名 |
---|---|
モメタゾンフランカルボン酸エステル | フルメタ |
- フランがモメタ → フルメタ
「フランがモメタ」から「フラメタ」さらに「フルメタ」とつなげてみた。
2.記事のデータ
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3.まとめ
ちょっと無理やり感が否めない覚え方もありますが、よければ参考にしてください。最終的には軟膏に書いてある成分名や添付文書で確認してくださいね。
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