現役薬剤師のHAMAYOが教える薬局・ネットで買える病院の薬シリーズ第1弾!
「病院に行く時間がないから、市販でなんとかできないかな」
「皮膚科で保湿クリームだけもらっているけど、これって薬局で買えるの?」
実は、皮膚科で処方される保湿クリームはほとんど薬局やインターネットで買えます。
市販ではどのような商品として売られているのかまとめたのでご紹介します。
1.皮膚科の保湿クリーム一覧
ヒルドイドシリーズ | ヒルドイドソフト軟膏 ヒルドイドクリーム ヒルドイドローション ビーソフテン ヘパリン類似物質 |
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尿素シリーズ | ウレパールクリーム ケラチナミンコーワクリーム パスタロンソフト軟膏 尿素クリーム |
その他 | 白色ワセリン プロペト |
2.ヒルドイドシリーズ
ヒルドイドシリーズ | ヒルドイドソフト軟膏 ヒルドイドクリーム ヒルドイドローション ビーソフテン ヘパリン類似物質 |
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ヒルドイドは皮膚科で最も処方される保湿クリームです。
アトピーから乾燥肌まで幅広く使われるこのヒルドイドは病院に行かなくても買えます。
巷で「究極のアンチエイジングクリーム」と絶賛されるほどの保湿クリームをお手軽に使ってみませんか?
しみ、手荒れ、乾燥肌、ケロイド、しもやけ
HPの由来はヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質「HeParinoid」からきています。
顔にはローションタイプ、体にはクリームタイプがおすすめ!
赤ちゃんからお年寄りまで全ての方に使えます。
どの保湿クリームか迷ったらまずはこれでしょう!
※出血しているところには使えないので注意すること。
3.尿素シリーズ
尿素シリーズ | ウレパールクリーム ケラチナミンクリーム パスタロンソフト軟膏 尿素クリーム |
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尿素20%の保湿クリームはヒルドイドに比べて、皮膚への浸透力が強いため皮膚を柔らかくする効果があります。
手足のごわつき、かゆみの強い乾燥肌
基本的に尿素20%を使います。
手の皮膚が厚くなっている方や足裏の乾燥など硬い皮膚に使うと効果的!
かゆみ止めが配合されたものなど様々なタイプが発売されています。
個人的には状態が改善したら先ほどのHPクリームに切り替えたほうがいい。
尿素はヒルドイドに比べて刺激が強いためです。
特に敏感肌の人は正常な皮膚に漫然と使うのは避けたほうが良いでしょう。
※市販の尿素20%は小児(15歳未満)への使用はできません。小児は10%をご使用ください。
4.その他
その他 | 白色ワセリン プロペト |
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ワセリンは他の保湿クリームに比べて保湿効果は劣りますが、刺激が一番少ないため敏感肌の方や赤ちゃんにオススメです。
敏感肌、赤ちゃんの乾燥肌
乾燥がひどい時期はヒルドイド、普段はワセリンなどで使いわけるのもあり。
ワセリンは純度の違いによって白色ワセリン、プロペト、サンホワイトと名前が違ってきます。
最も純度が高いサンホワイトが、一番刺激が少ないため敏感肌の方や赤ちゃんにはサンホワイトをオススメします。
次にプロペト、白色ワセリンの順に純度が低くなります。
体に使うときは白色ワセリンで十分ですが、顔など皮膚の敏感なところにはプロペトかサンホワイトを使ったほうがいいでしょう。
※病院で処方される薬と有効成分は同じですが、添加物まで100%同じではありません。
塗り心地の違いなどはあります。
5.スキンケア入浴剤
入浴はスキンケアに素晴らしい効果を与えます。
保湿成分を配合した入浴剤を使うと、保湿クリームを塗るだけより50倍も効率的に効果を期待できる。
39〜41℃のややぬるめのお湯がおすすめです。
白湯だけの入浴は皮膚から油脂が失われる原因になるのでオススメしません。
薬わかるがオススメする
最高の入浴剤はこれだ!
6.まとめ
病院で処方される保湿クリームはほとんど市販で購入できます。
あなたの皮膚に合った保湿クリームをみつけてくださいね。